いよいよ今週は牡馬クラシック第一戦・皐月賞。
昨年は出走ボーダーが高くなり登録段階で19頭、そこから回避馬が出たことにより15頭立てとなったが、今年は上位馬に白旗状態なのか、賞金を持っている馬の登録が少なく、出走ボーダーがかなり低い。
500万勝ち(収得賞金900万)は賞金順位で出走確定、1勝馬(収得賞金400万)でも2/6の抽選次第。
フタをあけて見れば、トライアルでの優先出走権の意味が無くなった皐月賞になりましたね(´・ω・`)
さてさて、ではいつものように予想オッズの上位人気馬の評価から。今回はリオンディーズについて。
皐月賞の予想オッズ
※以下の6頭が2/6の抽選対象。
【ウムブルフ・トーアライジン・ミッキーロケット・ユニゾンデライト・ラグルーラ・ワイルドゲーム】
リオンディーズの評価は?
まずは前走弥生賞の時の評価をご覧あれ。
予想オッズ1番人気はリオンディーズ。新馬戦を掛かりながらも強い勝ち方を見せ、朝日杯FSでは後方から全馬ブッコ抜いてのG1勝利。インパクトでは既に兄エピファネイアを超えている感じ。
朝日杯FSでのリオンディーズの評価記事がコチラ⇒朝日杯フューチュリティステークス2015/良血馬リオンディーズの評価は?コノ馬もモノが違う可能性も…。
上の記事でも比較している通り、馬体は兄エピファネイアとほぼ同じ造りで中〜長距離馬のソレだが、気性面からは前走のマイルは明らかにプラスだったかと。
んで、今回は2000mへの距離延長で折り合いが付くかどうか?ほんこれ。
また皐月賞への賞金は当然足りているので、本番を見据えての競馬をしてきた場合は、取りこぼす可能性は考えておきたい。つまり折り合いを付けるため、馬群に入れてフタをされ直線詰まる…みたいなね。
まぁその辺は、最近の重賞では、神様・仏様・ミルコ様なので上手く捌いて来ると思うが…。
ただ馬券的には、重賞5連勝中のデムーロ人気も手伝って単勝は1倍台か良くて2倍台前半だろ?トライアルという位置付けを考えたらアタマ固定は妙味が感じられないが、この馬もドゥラメンテ同様、今回のメンバー相手では元値が違うので、折り合い一つだろう。あとは輸送をこなせれば。
んで、その弥生賞では、折り合いを意識して後方からの競馬をすると思っていたが、スタンド前で少し行きたがったところで無理に抑えず出していき、向正面では単独4番手。
しかも5-6Fが13.0−12.8の地点で、前に壁がなくても折り合い、あの位置からラスト3F34.4(11.8-11.3-11.3)の脚が使えたのは、本番に向けてはかなりの収穫だろう。
弥生賞は敗れはしたが、試走という意味では満点のレースだったかと。
気になるデキ(調子)は?
その弥生賞から中5週、1週前のフォトパッドックでは、弥生賞時よりも一回りパワーアップした印象。毛艶、張りともに申し分なく、デキに関しては全く問題ない感じ。また朝日杯の時からキ甲が抜けていたように、馬体の完成度はもともと高い馬なので、今回も普通に好馬体。
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— 競馬ラボ【4.15皐月賞ニコ生!】 (@keibalab) 2016年4月10日
1週前追い切りはどーよ?
栗東CW(稍重)併せ馬で追い切られ5F【66.7-51.7-38.1-11.6(馬なり)】の好時計。古馬準OPを2馬身ほど追走し、馬なりで1馬身先着している。
弥生賞時の1週前は、単走で【68.3-53.0-38.9-11.9】、朝日杯時の1週前は併せで【66.9-52.1-38.5-12.7】なので、内容的には朝日杯時と同じG1仕様な感じ。
最終追い切りも恐らくCWだろうが、輸送もあるコトだし、速い時計を出すよりは折り合い重視の角居流3頭併せかな?
コース適性は?
マイルG1の朝日杯FS勝ち馬だが、前述の朝日杯FSの記事でも書いた通り、馬体は兄エピファネイアとほぼ同じ造りで中長距離タイプ。
ただ気性に関してはマイルぐらいが合っている見立てだったので、弥生賞での走りで本番への不安はなくなった感じ。
また、弥生賞レコードをタイム差無しの2着なので今更コース適性云々は関係ない感じもするが、今年はその弥生賞が例年と違いペースが緩くなったのが少し気になっている。
以下は弥生賞のレース後に書いた記事の一文。
ただ、今年の弥生賞は中盤がかなり緩んだラップになったので、例年のようにスタミナが問われたレースではなかった。その辺は今後のクラシックに向けて意識しておきたいところ。
そう、今年の弥生賞は玉砕覚悟の逃げ馬が前半3F34.3、5F59.5で飛ばしたので、中盤に13.0−12.8の緩いラップが入り、そのまま12秒台後半が残り3F目まで続いて、上り2Fの勝負になったレース。
その中でリオンディーズは、4角先頭(記録では2番手だが)で11.3-11.3を出したのは評価できるが、中盤に緩まなかったらアノ脚が使えていたかどうかは微妙なところ。
対してマカヒキは……。あ、コレに関してはマカヒキの評価記事に置いておきます(・∀・)
さてさて、最後に週アタマ恒例の注目穴馬を1頭。先週の桜花賞ではココで3着アットザシーサイドを推奨していたので、今週も続きたいところ。
馬名はコチラの当ブログ説明欄に載せてます⇒人気ブログランキングへ(B)
弥生賞よりラップ的には本番に近いタフなレースになった◯◯組で、前走のような競馬ができれば、今回のメンバー相手でも十分チャンスはあるかと。